Creil et Montereau の白い大皿。直径28cm少々あります。古いクレイユ&モントローの独特の美しいホワイトの肌色です。

本品は白磁ではないと思います。釉薬がしっかりかかっているので、外観は白磁のようにとてもきれいです。

貫入や若干の染みはあります。また縁に欠け(上の写真)がありますが、欠けの上から釉薬が掛かっていますので、作陶中に出来てしまったものと思います。全体的に良好な状態と思います。

バックプリントには “Creil et Montereau Medailles D’or 1834 et 1839 Porcelain Opaque” と刻印されています。“MEDAILLES D’OR” は、この年に Faïenceries de Creil et Montereau が金賞を受賞したということだと思います。

Creil et Montereau は 1840年にクレイユとモントローの2つの古窯が合併して設立したと云われています。なのでこの受賞はクレイユ&モントローが正式合併する前、Louis Lebeuf(1833-1840)の時代の受賞ということになります。

その後クレイユ&モントローは1844と49年にも“MEDAILLES D’OR”を受賞しています。そうすると、本品はまさに Faïenceries de Creil et Montereau 合併初期の時代に作られたものということになります。

中々見つけることが難しい、クレイユ&モントロー初期の白の大皿です。

詳細写真は、ONLINESHOPに掲載していますので、そちらよりご確認ください。

・France 1840年代

・サイズ:直径28.3cmx高さ3.3cm

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