本品はオークハースト赤十字病院の1918年のクリスマスノベルティのシガレットケースです。

昔、ロンドン郊外のケント州に存在したオークハースト赤十字病院は、1914年12月10日に開院。第一次世界大戦時、戦地で傷ついた兵士を看護するために作られた、英国赤十字社のロンドン救急看護奉仕隊(VAD)病院でした。テムズ渓谷を見下ろす高台に立っていたそうです。
オークハーストは元エリスの牧師の未亡人であるCFウッド夫人から無料で貸与されました。働いていた職員はすべて夫人の友人たちだったそうです。以前、夜に放映していた「ダウントンアビー」のお話とちょっと似ていますね。

素材はたぶん真鍮製、見た目はピューターのようです。スキットルのような湾曲した形状で片開き式の蓋を開くと内部に7cmくらいの煙草が両サイドに10本ずつ位入れられるようになっています。金物、ヒンジなどは現在でもしっかりしています。ただ煙草を押さえるヒモは片側しか残っていません。

100年前のイギリスのクリスマス・ノベルティのシガレットケースって、なんだか心揺るがすものを感じませんか。

・England 1918年

・サイズ:縦8cmx横9.8cmx厚み約1~1.5cm

詳細写真はホームページをご覧ください。

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