フランスの古窯、ジアンが19世紀に作った古い白い大皿。

前回に引き続き白の大皿のご紹介です。今回は直径30cm少々、前回よりもひと回り大きなサイズになります。今回はクレイユ&モントローと共にフランス古窯の両雄 Gienの作陶になります。

色味は前回のクレイユ&モントローとよく似ています。表面は滑らかな釉薬が美しく施されています。わずかなシミや傷、縁際の汚れがありますが、貫入と欠けヒビなどは見受けられません。年代の割に非常に良好な状態です。

Gienはフランス中部にあるブルゴーニュ地方オルレアン近く、ロワール渓谷のジアン市に開窯しました。

1821年にイギリス人実業家トマス・エドム・フルムは、1774年以来家族が経営していたモントローの工場を解散し、ミニームの古い修道院の土地と建物を購入して新しい工場を建設しました。そこに製陶工場を開業して以来、長年続くフランスを代表する陶器メーカーとなります。これが 「Faïencerie de Gien」 の発祥です。

詳細写真は、ONLINESHOPに掲載していますので、そちらよりご確認ください。

・France 1871-1875年

・サイズ:直径30.3cmx高さ3.1cm

ONLINESHOP