3つの抽斗を持つ美しい卓上ジュエリーケース。19世紀に家具職人によって造られたものです。上質な桐のような軽量な木材を使って作られています。 柔らかな湾曲した特徴的なフォルム(形状)に、表面には金彩と淡いピンク色が塗られています。

フランス・ロココの家具の装飾彫刻は、バロック様式に比べて浅く掘られ、ライトグレーやクリーム色などの淡い色に金彩を施したものが多く、カブリオール(猫足)と呼ばれる曲線の脚をようしたスタイルが特徴。

表面に施された木彫のモチーフはアカンサスと呼ばれ、植物の葉をモチーフとしており、当時の一般的な装飾様式のひとつ。地中海産のアカンサス・スピノザ種の葉(アザミ、ポピー、パセリなどの葉)が装飾として用いられます。

買付けに行ってもこれほどの物には、なかなか出会えないお気に入りの一品です。

・France  19世紀

・サイズ:縦11.5cmx横19.5cmx高さ15.7cm

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