
アルマン・フレネ(Armand Frénais)は19世紀の宝石商でした。1858年にパリに会社と鋳造所を設立します。
世界的に有名な銀製品のパイオニアであるCHRISTOFLE社は1830年の創業。
19世紀において高品質で美しく比較的安価なシルバープレートを製造した2社のシルバースミス。フランス銀器界でもこの2社は人気を二分していました。
刻印の錨マークの “AF”は Armand Frénais のイニシャルで、メーカーマークになっています。
錨のマークは1877年から1927年までの50年間使用されましたが、その後1913年アルマンの死後、息子のエドワールが事業を引き継ぎましたが1927年に会社は売却されました。
METAL BRANC は合金メタルブラン(白銀メッキ)製のことで、30%の銀が使われている合金の製品を示すマークになります。明るく白っぽいシルバーが美しい佇まいです。