
フランス語で Ramasse-Miettes、 日本では「ダストパン」とか「 クランブ 」と呼ばれています。用途は主にテーブルの上にこぼれたパン粉を拾うための道具。フランス料理ではデザートを出す前にパン屑などを一度クリーニングしてくれます。これはテーブルの上を綺麗にして、デザートを美しく見せるための昔からの習慣だそうです。
本品はオーク材で作られた木製のちりとり形。テーブル用は銀(銀メッキ)製、ステンレス製などの物が多いので、こちらは床用なのかもしれません。今では木製のちりとりというだけでもちょっとめずらしいですが、これを卓上で使うというのも違和感があっておもしろい。日本ではあまりない習慣ですので、実際はどのように使われていたのか・・・想像すると楽しいですね。
ハンドル部右側の端部の真鍮が破損しています。
・France 1900年代前期
・サイズ:広方24cmx挟方16.5cmx奥行17cmx高さ5cm






