ドクターバッグは当店のマストアイテムのひとつ。買付けに行くといつも良質のドクターバッグを探しています。ドクターバッグは上部のフタが180°フルに開くのが特徴で、お医者さんが診察の時、鞄の中が見やすいように作られています。センターの金物をスライドさせて開く形式で、両サイドの金物は鍵（ロック）になります。センターに鍵穴がありますが、本品には鍵は付いていませんでした。
茶色の革製で内張りは布になります。サイズは幅30cm少々の標準サイズです。ドクターバッグは麦をイメージしたルイ・ヴィトンのエピのような、表皮に型押加工した革のテクスチャーが特徴です。 表皮に多少の傷がありますが金物、ハンドル（革巻き）、側面、下面の革も良好な状態です。
買付けでパリに行くと、若い女性がスキニージーンズにハーフコートを着て、古いドクターバッグを下げて颯爽と街を闊歩する姿を見かます。温故知新でコーディネートされた姿がとてもカッコいい。パリの女性はアンティークやヴィンテージな物を取り入れるのがとても上手です。
・France 1900年代前期頃
・サイズ：幅33cmｘ奥行10.5cmｘ高さ17cm(持手までの高さ22cm)
