ピューターをもう一点ご紹介です。今度はトレイでなくボウルになります。
先ほどと異なり、荒い無骨な感じのピューターです。縁周りのざっくりした感じが気に入りました。直径21cmくらいで4cm程の深さがあります。こじんまりした中サイズです。
先ほど同様作品の展示用に、ちょっとした焼き菓子などを入れるにも程よいサイズ感です。
本品は比較的硬質に仕上がっていて、手で曲げることは難しいくらいです。錫はとても柔らかい鉱物なので恐らく銅とアンチモン配合が多めに作られているのでしょう。この配合比によってピューターの硬度は決まります。
・Netherlands 1800年後期~1900年初期
・サイズ:直径21.5x高さ4.3cm