Vilhelm Hammershøi (ヴィルヘルム・ハンマースホイ)

先日の春の買付けの時、パリでハンマースホイの展覧会に行って来ました。その時のポストカードを古い額に入れてみました。額と絵が自分のが思っていた感じになりました。

ハンマースホイは19世紀のデンマークの画家、よく彼と共に画かれるのが音楽家のエリック・サティ。ハンマースホイとサティは1800年代後期の同じ時代を生きた同世代の作曲家と画家。

サティは自分の作品を総じて「家具の音楽」と云いました。 それは観客の邪魔にならない、家具のように存在している音楽という意味でした。

ハンマースホイの作品の多くは人物が登場しません。室内や壁、窓とその光線、まさにサティの思い描く「家具の音楽」を思い浮かべます。

無彩色な色調に差し込む光を使った空間表現には、静寂な空気だけが流れているような錯覚に陥ります。

彼の作品の室内画の中に存在する唯一の人物は、うつむいた姿の彼の愛した妻のイーダの姿と云われています。

エリック・サティがお好きな方は、以前書いた下記の記事もご覧ください。

素敵なBGM16  Anne Queffélec と Erik Satie









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