こちらはプジョーのペッパーミルになります。先ほどのコーヒーグラインダーとともに春の買付けで見つけてきた物です。

プジョーはフランスを代表する自動車メーカー。 1824年にプジョー兄弟 (Peugeot Frères )が製鋼所として創業しました。当時は工具や刃物、スプリングなどの鋼製部品を作っていました。 現在のライオンの刻印は1858年に商標登録されたそうです。その頃よりコーヒーグラインダーやペッパーミルなどの製作も始まりました。プジョーが本格的に自動車の技術開発を始めたのは1880年代頃からになります。

元々製鋼所だったプジョーのグラインダーは、当初より鋼材(刃)に定評がありました。職人によって一つひとつ磨かれたプジョーの古いグラインダーは、今でも根強い人気があります。

本ペッパーミルは通常プジョーT型と呼ばれています。本体はブナ材、蓋部は鋳鉄で作られています。1850年~1930年まで製造されていました。その後もプジョーは様々なペッパーミルを作り続けていますが、こちらのタイプはその原型と云われています。 T型は現地フランスでも状態の良い物を手に入れるのは非常に困難なミルです。

経年変化で飴色になった木の質感がとても良い感じです。 ひと通りレストアと洗浄まで済ませてありますので、このままご使用して頂けます。試し挽きも行いましたがとても良好な状態です。こちらのタイプは粗さ調整は出来ません。

・France 1850-1930年

・サイズ:縦9cmx横8.8cmx高10cmツマミまで

・SOLD

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