19世紀、家具職人が作った木製の収納。14個の小さな引出しが縦2列に7個ずつ整然と並んでいます。下部の土台部分はブラケットフィート(コの字型脚台)、上部はコーニス(軒)の装飾が施されています。どちらも17~18世紀の特徴的な装飾方法のひとつです。引出し一つひとつの寸法は内法で、横5.5cmx奥行8cmx高さ1.8cm位です。引出しの裏側にナンバーリングがあり、どこに納める引き出しなのか決まっているようです。なので一つひとつ微妙に寸法は異なります。ツマミも木製で、木の材質は全てウォールナットの無垢です。色合い、質感、デザイン共に素晴らしく、存在感、アンティーク感共に申し分のない一品です。
・France 1800年代後期頃
・サイズ:縦13cmx横20cmx高さ32.5cm