JAZ社は1919年創業のフランスの時計会社。1970年代後半マトラー社に吸収されるまでの僅か50年位のブランド。その後もJAZのブランド名は現在も生き続けています。この間、世界に愛される時計を数多く生み出しフランスアンティーク時計の中でも最も人気のあるメーカーのひとつ。私自身も大好きなメーカーでフランスに買付けに行くと必ず探してくる時計メーカーです。

本品は、”MODIC silencieux” というタイプで、時を刻む音を最小限にする技術が盛り込まれたタイプになります。内部を確認したところ機械部分は “Calibre H” が採用されていました。これは開発当初の”Calibre D”からワンランク進化した上級モデルになります。本体(ケース)はスチール製クロムメタル。フェースはシルバーの艶消しにArt Deco時代の独特の古いロゴが黒字で印刷されています。ケースの正面右上に凹みと、右側面にクロムメタルの剥がれがあります。

1930~1940年までに製造されたJAZ初期モデルの目覚まし時計で、トレードマークの黄連雀(キレンジャク)は付いていません。余談ですが、フランス映画「アメリ」で主人公が目覚まし時計に使っていたのがJAZの時計でした。
時計屋ではないのでオーバーホール等は出来ませんが、一度内部を開けて掃除と注油は済ませてあります。現在試運転中ですがとてもよく動いております。JAZの時計はこれまでもたくさん買付けてきていますが、その中でもクロムボディに艶消しシルバーフェイスのサイレントタイプはちょっとめずらしい一品です。

・France 1930-1940年代

・サイズ:直径9.5cmx奥行5cm

・SOLD

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